インプラント治療が難しいと言われた方へ DIFFICULT

インプラント治療が
難しいといわれた方へ
Difficult

他院でインプラント治療を断られた、または難しいといわれた方は、ぜひ海田ゆめぞら歯科にご相談してください。
院長はアメリカ口腔インプラント学会(AAID)専門医としてインプラント治療を15年以上、500症例以上の実績を持ち、難症例の治療を幅広く対応してまいりましたので、セカンドオピニオンとしてもご相談いただければと思います。

CASES インプラント治療が難しいケース

  1. 01

    Under 20 years old 未成年者(20歳以下)

    インプラント治療は、顎の骨に成長変化があると予想される18歳くらいまでは、骨の成長を抑制したり歯と歯の距離や噛み合わせが変わったり、合わなくなるリスクが考えられますので、成長期にある場合は避けた方が賢明でしょう。
    また、高齢者の方もインプラント治療は可能ですが、持病のある方や術後のメンテナンスが難しい場合は、他の治療法をお勧めするケースもあります。

  2. 02

    Pregnant 妊娠中の方

    妊娠中のインプラント治療はリスクが伴い、母子ともに悪影響が出ることが考えられます。インプラント治療には、レントゲン検査や歯科用CTスキャンが必要であり、大人であれば問題ない被ばく線量ですが、お腹にいる胎児に影響を与える恐れがあります。加えて、手術で使用する局部麻酔は影響が少ないものの、術後に服用する鎮痛剤も胎児に影響を与えてします。

    妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすく、過度の精神的ストレスがかかってしまうと、子宮が収縮したり血流量が少なくなったりと、早産になる危険性を高めてしまいます。そのため、妊娠中の方は改めてインプラント治療のスケジュールを適切に立てさせていただきます。

  3. 03

    Chronic disease 精神的不安定、
    全身疾患や持病のある方

    インプラント治療は、心身共に負担が大きい外科的処置と、長い期間を要しますので全身の状態を考慮する必要があります。現在抱えている疾患や、服用中の薬によってインプラント手術の可否は変わります。また、精神不安定状態であったり、糖尿病高血圧といった持病による全身状態によっては、手術の見直しをする場合があります。

    • 高血圧

      血圧が高すぎると、局所麻酔ができなかったり、手術中のリスクが高くなったりなどの理由から、手術は不可能と判断させていただくことがあります。内科で適切な治療や、服用しているお薬でしっかりと血圧がコントロールできている場合は、手術が可能となるケースもありますので、まずはご相談ください。

    • 糖尿病

      糖尿病を患っている場合、歯槽骨とインプラントが正常にくっつかない、細菌感染のリスクが高いなど、さまざまな理由から治療をお断りすることがあります。内科治療によって全身の状態や、血糖値のコントロールができている場合は、内科医と相談の上で治療を開始できる可能性があります。

    • 骨粗鬆症

      骨粗鬆症自体には、インプラント治療を行うリスクは少ないのですが、骨粗鬆症の治療薬である、ビスホスホネート製剤を服用されている方は、薬剤性顎骨壊死を起こすリスクが高いため、インプラント治療は避けた方がいいです。

    • その他の疾患

      上記以外にも、心臓疾患などの循環器系疾患や喘息などの呼吸器疾患など、持病をお持ちの方は影響が出るリスクがあります。現在の状態に応じて状況は異なりますので、まずはご相談ください。

  4. 04

    Periodontal disease むし歯や歯周病がある方

    むし歯が残された状態でインプラント治療に入ってしまうと、通常の歯磨きといったセルフケアが難しい時期があるため、むし歯を重症化させてしまう恐れがあります。虫歯菌の集合体であるプラークは、食べかすや糖を栄養分にして酸を排出して歯を溶かします。
    人工物である、インプラント自体はむし歯になることはありませんが、インプラント治療中は口腔内細菌数が増加し、新たなむし歯を発生させやすい環境です。虫歯の悪化や新たに発生してしまうと、インプラント治療を停止しなければいけないため、事前に治療が必要です。同時に歯周病にも注意しなければいけません。当院ではより成功率を高め、埋入後も長く使用できるために、しっかり治療を行ってからインプラント治療を進めるようにしています。

  5. 05

    Thin bones 顎の骨が薄い、少ない方

    インプラントは顎の骨に埋め込むので、充分な骨がないと治療は不可能となってしまいます。歯を喪失すると、その部分の骨吸収が加速してしまい、長期間放置していた場合は骨量が足らないケースがあります。
    上顎では、目の周りと上顎骨の間に上顎洞(副鼻腔)といわれる空洞がありますが、垂れ下がっていたり骨吸収により骨が痩せていたりする場合は、インプラントを埋入するには深さが不足している恐れがあります。その状態で手術を行ってしまうと、インプラント体が空洞内まで貫通してしまうため、他院では治療を断られてしまうのです。
    海田ゆめぞら歯科では、こうした患者さまにも対応できるよう、骨を増やす治療を行っています。他院でインプラント治療が難しいと判断された場合でも、一度ご相談ください。

骨量が足りない方へ
有効な骨造成法

Socket List ソケットリフト

ソケットリフトとは、上顎骨の骨幅はあるものの、上顎洞(副鼻腔)までの距離まで十分な深さを確保できない場合に用いる治療法です。インプラントを埋め込む穴から、人工の骨補填材を補充して、上顎洞まで貫通しないよう処置します。

インプラント体の埋入手術と同時に骨造成法が行えるため、治療期間は長期化しません。しかし、ソケットリフトが行えるのは、「骨の不足量が少なく広範囲ではない」という条件があります。

Sinus Lift サイナスリフト

上顎洞が大きく下方に広がっていたり、インプラント埋入予定部分の上顎骨の骨吸収が進んで骨の深さが不足していたり、広範囲に骨の厚みが足りない部分がある場合の治療法です。歯茎の側方から、上顎洞の底部に窓を開けて骨補填材を詰めます。

サイナスリフトのデメリットは、骨が回復するまで約3カ月~6カ月の待機期間があることです。インプラント埋入は、骨の回復が確認できてから行うので、必然的に治療期間が長くなります。

Guided Bone Regeneration GBR(骨組織誘導再生法)

直接骨移植したり骨補填材により骨造成したりするのではなく、自家骨(ご自身の顎骨から採取した骨)や骨補填材を骨の不足している部分に盛り付け、その上から生体人工膜のメンブレンで覆って保護し、再生新生骨ができるよう誘導する方法です。
骨の不足量が少量であれば、インプラント埋入同時にGBRを行う場合と、不足量が多いケースではGBRを先に行い、骨量が確保されてからインプラント埋入する時があります。GBRの効果で歯茎の形が回復し、歯と歯茎のバランスも良好になり、審美的にも良くなるケースもあります。ただし、GBRされた部分が骨として固まるには、3カ月~6カ月ほど時間を要します。その間は安静にしておく必要があるため、被せ物を作成することはできません。

リスクとして、通常のインプラント埋入手術より術後に強い痛みや腫れ、顔面に青あざが出たり、移植骨が感染を起こしたりする場合があります。特に糖尿病の方や喫煙者は、免疫力や治癒力低下があり、良好な結果は望めません。

セカンドオピニオンについて

現在受診されている担当医からの診断や治療方針に対して、不安がぬぐいきれない場合や、他の意見を聞きたいと考えている方は多くいます。例え同じ診断結果だったとしても、違う視点や意見が聞ける可能性があるため、セカンドオピニオンの存在は大切です。場合によっては治療内容をより理解し、納得した上で治療を進められることもあります。

当院でもセカンドオピニオンを行っており、患者さまに寄り添いながらお話をさせていただきます。また、当院がファーストオピニオンで他院の意見を聞きたいといった場合も、検査データなどをご用意いたしますので、お申し付けください。
注意点として、ファーストオピニオンの話をできるだけ把握しておき、聞きたい内容を整理してからセカンドオピニオンを受けましょう。

広島大学病院との連携

お口の状態は人それぞれであり、症状も千差万別です。海田ゆめぞら歯科では多くの症状に対応できるよう、医療機器や専門のスタッフが在籍していますが、一部のケースでは広島大学病院と連携を取っています。

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